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たった…

二日ぶりに病院へ。

今日は泊まるよ、と言うと、
良かった、と。


体が、とてもしんどいらしく、
重湯も殆ど食べられず。


話すのもしんどい様子で、
私の問いかけに、ふたことみこと、
返すのが精一杯。

私が夕飯を食べ終わるのを待って、
直ぐにベッドへ。

トイレに立ち上がるのも、もう限界。
でも、もう少し頑張りたい、と。

たった、二日。

たった二日会わないだけで。


先日病院からもらった、看取りの冊子の通り。

話せるうちに、沢山話をしなければいけなかったのに、
二日も会いに行かなかったことを、
後悔。
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by chiko129 | 2011-09-29 21:36 | 母の生きた証 | Comments(0)

病室で眠る

この三連休。

毎日母の様子を見に行っていましたが、
日に日に衰えに加速度がついてきたように感じる。

歩くのが厳しくなってきたのも、
一人で立ちあがることが出来なくなったのも、
そうだけど。

今まで、ひっきりなしに思いつくまま話し続けていた母が、
土曜日、ぷっつりと話さなくなって。

相槌は打つけど、何となく上の空。

目も少し、虚ろになって。

その様子を、看護師さんに相談すると、
看護師さんも同じことを感じていて、
覚悟が必要な時期が近づいてきたことを、実感。


日曜日、
担当医師と、看護師さんと面会。

今後の体調の変化や、家族としての心づもりについて、
説明があった。

介助やお手伝いは、看護師さんがしてくれる。

家族は、今まで以上に、傍で付き添うことを大切に、と。

確かにそう。
近いうちに、話が出来なくなる日が来るだろう。

それまでに。
特別な話をしなくても。
日常会話ができるうちに。

ごく普通の、何気ない会話が
できるうちに。




夕方再度病院へ戻り、
一晩付き添いで病室に泊まり、会社へ。

寝つきが悪くて、少しの物音でも起きてしまう方なので、
2時間ほどウトウト出来た位だったけど。

この方が、楽かも・・・?

9時消灯で、早くから体を休められるし、
病院から会社へ行く方が、早いし。

何より、家に居るより、あれこれ考えなくて済むので。





仕事帰りに、もう一度病院へ立ち寄り、着替え。

いつも身綺麗にしていた母が、
体を拭くのも、髪を梳かすのも、はみがきも、
億劫でしたくないのだ、と。


それでも、パジャマと下着を、着替えさせてあげると、
やっぱり、すっきりするねぇ、と喜んでくれた。





今晩は、父がお泊り。
お互い無理のないように。





ホスピスに入ったお陰で、今まで気づかなかったことに
色々と気づかされる。

今までは、ホスピスは最期の住処のように思っていたけど。

誰に言っても、とうとうホスピスに入ってしまったのね、という風に、
変に慰められたけど。


実は、

本人だけでなく、
むしろ家族が、

亡くなるまでの時間を、いかに過ごすか、を
深く考え、行動するための空間なのだと。


本人にとっては、ホスピスに入ることで、
辛い治療に耐え苦しむよりも、何倍も何十倍もの、
安らぎや、周りの愛情で満たされるのだと。
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by chiko129 | 2011-09-27 01:11 | 母の生きた証 | Comments(0)

母の笑顔

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病室からの景色。


秋晴れ。


母も穏やかな笑顔。

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by chiko129 | 2011-09-23 20:44 | 母の生きた証 | Comments(0)

幸せの重み

北海道に住む姉が、姪っ子を連れて
5日間の帰省。

この一年、遠いのに何度も帰って来てくれて、
母は、とてもありがたい、ありがたい、と感謝している。

病室から、飛行機が飛ぶたびに、
北海道の姉を思い、孫達を思い続けているという。


姉が北海道へ戻る最後の日、ゆっくりと話ができ、
お互い笑顔で病室を後にできて、良かった、と。

最後に、満足できる幸せな時間を過ごせて、
母も、姉も、良かったと思います。





私は。


どれだけ一生懸命、頑張っても、頑張っても、
最後まで、納得できる親孝行はできないだろうなぁ・・・。




母に花嫁姿を見せられなかったこと。
孫の顔を見せられなかったこと。


いつも、いつまでも、

私の中で、
申し訳ない気持ちは消せなくて。



決して、母は、それを責めたりしなかったけど。

親孝行できなかったことは、
一生自分の中での、後悔となって残るだろう。





結婚に、子育て。
私には想像できないほど、苦労も多かっただろう。


だけど。


母に、沢山の愛情を注がれ、お世話してもらい、
子育てに行き詰った時は、母に相談したり、助けてもらって。

二人の姉も、子供達も。

とても幸せだな、と思う。
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by chiko129 | 2011-09-22 23:48 | 母の生きた証 | Comments(3)

ヒカラビル

昨日は、朝から体が鉛のように重くだるくて、
仕事中も、まったく頭が働かず・・・。

午後から、代休を取って帰る。

体温計の数値は『39度』オーバー・・・


あーそういえば。

ここ数週間、
耳鳴りしてたなー。
頭も痛かったっけー。
立ちくらみもしてたなー。


そう思いながら、ベッドに倒れこみました。


最近、母のことで会社を休みがちなので、
絶対半日で復活せねばと、必死で眠って必死で汗かいて、
必死で体温下げようと努力しましたが。

今朝になっても、熱は下がらず、
ただただ、全身干からびただけでした。

「もう、頑張られへん・・・。」

今日もお休みしちゃいました。
明日も休めば、ほぼ9連休やな。ふっ。


まだ頭がガンガンするけど、熱は下がったので、
明日は、頑張って会社へ行かねば(^^;


この一ヶ月、あれこれ考えたり調べ物したり、
あんまり眠れてなかったので、泥のように眠れて、
良かったです。

頭のスイッチが完全にOFFになったのか、
まだ眠いし。


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夜な夜な、寝ないで何をしたかというと。


切り紙。


はよ寝れば、って感じですが・・・。


姪っ子達が折り紙で色んな作品を作ってくれてて、
病室に沢山貼っているのですが、

それに便乗して。

絶対同じものは出来上がらないので、楽しい。
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by chiko129 | 2011-09-21 22:39 | 母の生きた証 | Comments(0)

離れていても姉弟

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母には、生まれてすぐに養子に出された、弟がいて。

昨日は、その叔父さんが、お見舞いに来て下さいました。


叔父さんの顔を見たとたん、

「こんな姿になってしまったわぁ~」と、
顔をくしゃくしゃにして泣き出した母を見て、

心が苦しくなって、病室から出ました。



一緒に暮らしてはいなかったけれど、
同じ血で繋がった兄弟。

ずっと、弟に会いたいと言っていたので、
会えてとても嬉しかったようで、
叔父さんが帰られた後、ホッと安心した顔に。


叔父さんを養子として育ててくれた、お義母さんのことも、
いつも気にかけていた母。

もうボケてしまって、連れて来られなかったけれど、
最近の様子を聞かせてもらって、安心したようです。




実の両親、父の両親、
そして今日来て下さった叔父さんのお義母さん。

母は、いつも誰かのために、
一生懸命お世話をしてきて。

いつもお見舞いに行くことで、みんなの病気や、
不安や寂しさや、死へ向かう悲しみを、
一緒に分かち合って来たんだなぁと。




自分自身が苦労した分、娘達には迷惑をかけたくない、と
常に言っている母。

でも、本当は自分が両親達にしてきたように、
気にかけてほしいと、思っているようで、

上手に甘えられなくて、
妙に遠慮がちだったり、変に我儘になったり(笑)



それでも、
婆姫のお願いは、出来る限り聞いてあげたいなぁと、
無力ながらに思います。


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by chiko129 | 2011-09-18 12:30 | 母の生きた証 | Comments(2)

ホスピスで過ごす

先週金曜日に、医師から、

もし家に帰りたいのなら、最後のチャンスになるから、
一時退院して、来週から1、2週間、自宅で過ごされては?

というお話がありました。

家に帰ってから、家族間で協力しあってもらわないといけないから、
家族とも良く話し合って。

と。


でも、母の答えは、No。


結局ホスピスに残ることになりました。


ホスピスに入ってから、支えなしでは歩けなくなり、
ふらつきや足元の不自由さに不安を覚えるのと、

急な痛みや、体のだるさが度々起こる今の状況を思うと、
「病院に居る」「ドクターがいつでもかけつけてくれる」
という安心感は、とても重要な部分だったようです。


特別室で、至れり尽くせりのサービスを受けているからね。


また、家に帰れば、また色々とやることが増えて、
未練が残るかもしれない、とも。

確かに、家に居る間は、しんどいのに、
少しでも家のことを、と、無理して動いていたので、
ホスピスでは、何もしなくて良くなって、安心したとも。

私が、ずっと家にいたなら、もしかしたら、
一時帰宅も考えてくれたかもしれないけど、
仕事を辞めるわけにもいかず・・・。


それに。

母には、思うところがあって、家には戻らない、
家に戻る気はない、と決心していたようです。

母の人生。

母の過ごしたいように。
母の生きたいように。

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by chiko129 | 2011-09-14 00:45 | 母の生きた証 | Comments(0)

キュアからケアへ

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むっちゃんとお見舞いへ。

むっちゃんが、「こびとづかん」という超キモカワな本が大好きで、
iphoneアプリにあったので、思わずゲット。

病室で、ワーキャー楽しみました。

「こびとづかん」をみせてもらった時は、
「キモッ!キモッ!」って言ってたのに。

いつの間にか、ハマる私。



これは、ベニキノコビト。
毒抜きして、シチュウへ。

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by chiko129 | 2011-09-04 20:44 | 母の生きた証 | Comments(0)

静寂

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ホスピスの病室は、静か。
看護師さん達も穏やかで、ゆったりしていて。

母の体調も、穏やか。


薬のおかげだとしても。


落ち着いてくれて、良かった。

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by chiko129 | 2011-09-03 21:48 | 母の生きた証 | Comments(0)

ホスピス入院

昨日の夜、
今日の入院に備えて、持物を揃えていて。

前の入院で使っていた、室内履きサンダルがくたびれていたので、
夜に買いに行ったのですが、帰って母にためし履きさせると、
全く足が入らない・・・。

足がむくみ過ぎて、サイズが合わなくなっていました。

今朝、病院の前に急いで、交換に。
母と手をつないで、お店へ歩いて行ったのですが、
途中で、手を離すので、フラフラしているのに危ない、と言うと、
誰かに(自分の痩せた姿を)見られるのが嫌だ、と
顔を隠していました。

こうやって一緒にお店へ買い物(?)に行けるのも、
もうこれが最後かもしれない、

振り払われた手を
もう一度つなぎなおしました。

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by chiko129 | 2011-09-02 20:59 | 母の生きた証 | Comments(0)