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キュアからケアへ

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むっちゃんとお見舞いへ。

むっちゃんが、「こびとづかん」という超キモカワな本が大好きで、
iphoneアプリにあったので、思わずゲット。

病室で、ワーキャー楽しみました。

「こびとづかん」をみせてもらった時は、
「キモッ!キモッ!」って言ってたのに。

いつの間にか、ハマる私。



これは、ベニキノコビト。
毒抜きして、シチュウへ。






今日は、足のむくみが、少し引いて、スッキリしていた。
マッサージをしてあげると、足がとても楽になったと、
喜んでいた。


病室から、飛行機のフライトが見える。

「飛行機が飛ぶ度に、北海道へ行くんやな、って思うねん。」
「しょっちゅう飛んでるのに、全部北海道行きなわけないやん~。」
「だって、北海道しか飛行機で行ったことないねんもん。」
と。


長い間、おじいちゃん、おばあちゃんの介護に追われて、
ようやく、自分の時間が出来た矢先の、癌宣告。

きっと色んなところに行きたかっただろうし、
沢山したいこともあっただろう。


元気になったら、どこかへ行こう。


そう、言えないのが、やるせない。。。



キュア(治療)とケア(援助)。

末期がんでありながら、治療を捨てきれず、
治療にこだわり続けてきた、母と家族。

放射線治療は、抗がん剤治療は、果たしてやる意味があったのか。

母の意志を尊重して、と言いながら、
本当は、何が一番正しい方法なのか、わからなくて、
母任せにしていなかったのだろうか。


ただ、最後まで治療に固執せず、緩和ケアの道を
母が希望してくれて、心底ホッとしている。

看護師さんにも、これからどうしたいですか?
と聞かれて

「もう、これ以上苦しい思いをさせたくない。
 肉体的にも、精神的にも」

と、伝えた。


きっと。
私自身、もうこれ以上苦しい姿を見たくなかったんだと思う。

結局。
自分のことばかり・・・だけど。


キュアからケアへ。
毎日が、穏やかに過ごせますように。
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by chiko129 | 2011-09-04 20:44 | 母の生きた証 | Comments(0)
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